授業・履修情報

2013年度シラバス

大学経営事例研究

開講予定 夏学期 集中
担当教員 両角 亜希子
目的

 この授業では、日本の大学経営について、特定テーマに関して事例研究を実践することを通じて、そのテーマについての理解を深めるとともに、方法論について身につけることを目的としている。今年度は大学の国際化を題材とする。

 日程は、下の表を参照。

内容

 授業は、講義と作業の部分から構成される。

 
講義
 初回は両角が行うが、残り3回分は、この分野に詳しい実務家(政策担当者、大学教授、大学事務局長)をゲスト講師として招き、講演を聞き、質疑をする形で行う。
 
作業・議論
 具体的には、以下の2つを考えている。班ごと、あるいは個人で作業をしてきてもらい、それを授業で発表し、皆で議論する形で事例について多角的な観点から検討する。
 
作業①:全体像を把握するための作業(班別作業)
 3つのグループに分かれて、このテーマに関する文科省の補助金を獲得した事例をとりあげ、特徴について整理する。表などで共通の項目をあげて、各大学の比較表を作り、それぞれの特徴(共通点と差異点)を浮かび上がらせること。
 
A班=グローバル30
B班=グローバル人材推進事業(全学推進型)
C班=グローバル人材推進事業(特色型)
 
作業②:事例研究(個人作業)
 各自、1大学を事例と選び、その特徴について深く考察する。
大学概要(簡単でよい)と事例の選定理由(どのような点で特徴がある大学なのか等、作業①やCD-Rで配布の参考資料などもうまく活用すること)、取り組みの概要、成果と課題などについてとりまとめること。可能であれば、選んだ大学の教職員などにインタビューを行うことが望ましいが、夏休み中で難しい場合は必ずしも行わなくてもよい。
 なお、事例については、作業①で担当した班の事例でなくてもよい。(海外の大学も可。)

 

日程(予定)

6月29日(土) ガイダンス・班分け

  午前セッション 午後セッション1 午後セッション2
1日目 講義(両角)
作業①
A班発表
作業①
B班発表
2日目
作業①
C班発表
各自、作業②で扱いたい事例とその理由について報告
ゲスト講義①
佐藤邦明氏
(文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室国際企画専門官)
3日目 インタビュー準備作業
ゲスト講義②
円谷恵氏
(国際基督教大学事務局長)
ゲスト講義③
田端信廣氏
(同志社大学教授、前国際化推進室長)
4日目
作業②
C班個人発表
作業②
B班個人発表
作業②
A班個人発表

 

9月9日(月) 最終レポート締め切り


 

成績評価

 授業での発表、授業中の討議への貢献、最終レポートを総合的に勘案して評価を行う。

 最終レポートは、2種類。

 ひとつは、作業①についてのまとめを班ごとに作成してまとめるもの。

 もうひとつは、作業②についての個人単位での事例報告。
いずれも、分量は、A4で5-6枚程度を想定。締め切りは9月9日(月)