授業・履修情報

2021年度シラバス

高等教育論

 S2ターム、土曜 第3時限(13001445)、第4時限(14551640)

 

担当:吉田文・山田礼子・阿曽沼明裕

 

1.授業の目標、概要

 この授業は、大学・高等教育機関の基本的な機能である教育機能に焦点を当て、その構造と機能について学び、このコースで学ぶための基礎的な知識を得ることを目標とする。大学経営・政策コースの導入的な授業でもある。

 今年度においてはとくに、お二人の講師(吉田文早稲田大学教授、山田礼子同志社大学教授)をお招きし、大学教育の重要な部分である教養教育とカリキュラム、そして大学教育が学生に及ぼす影響や学習成果、リカレント教育について、お話しいただく。加えて、大学教育や大学制度の歴史についても取り上げ、日本の高等教育の構造的な特徴についても理解を深める。

 

2.授業のキーワード

大学制度、歴史、教養教育、カリキュラム、カレッジ・インパクト、学習成果、リカレント教育 

 

3.授業計画

 まず最初に、大学の誕生から現代までの大学の歴史を概観する。次に、教養教育とカリキュラムについて吉田教授にお話しいただき、次にカレッジ・インパクトや学習成果、リカレント教育について山田教授にお話しいただく。最後に、日本の大学の特徴について議論する。

 

6/5       イントロ 大学の歴史(1)

            大学の歴史(2)

6/12     教養教育(1)吉田先生

      教養教育(2)吉田先生

6/19     大学のカリキュラム(1)吉田先生

      大学のカリキュラム(2)吉田先生

6/26     学生調査、CI(1)山田先生

      学生調査、CI(2)山田先生

7/3      リカレント教育(1)山田先生

      リカレント教育(2)山田先生

7/10     日本の大学(1)

      日本の大学(2)

7/17    予備

 

4.授業の方法

基本的には講義形式で行うが、テキストや資料の提示がある場合は文献の読み込みや予習をおこなうこと。この授業はS2ターム、2限連続の授業で行う予定にしている.授業時間が長くなるため、講義形式ではあるが、受講者間のディスカッションなどを行う場合もある。

 

5.成績評価方法

課題(教員ごとに)に対するレポートに基づく。授業の中でのディスカッションへの参加度合や議論の内容なども考慮する。毎回(2時限に一回)リフレクション・ペーパーを提出、ただし原則これは成績には含めない。 

 

6.教科書

授業時に適宜紹介する予定.予習教材は授業の前に提示・配布する予定 

 

7.参考書

下記以外は、授業時に適宜紹介する予定

橋本鉱市・阿曽沼明裕編『よくわかる高等教育論』ミネルヴァ書房(2021

 

8.その他

大学経営・政策コース以外の所属の方でこの授業を受講される予定の方は、予めメールで連絡をください。このコースでは、LMSとしてGoogle classroomを使用しますので、参加のためのクラスコードをお知らせします。