自己紹介

氏名、職位 金子 元久 客員教授
Name, State Motohisa Kaneko ; Visiting Professor

 

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現代社会では高等教育の役割はますます大きくなっており,その要求にこたえるには大学の経営や高等教育政策の革新 が不可欠です。しかしそれを論理的に,社会科学的な視点から分析するにはどうしたらよいのか。この問題には経済学や社会学など社会科学の方法が重要です。しかし同時に,高等教育や大学のことを考えれば考えるほど,それが独自の歴史や論理を抱えていることに気づきます。なにしろ「大学」というものが誕生したのは今から800年も前なのです。そして現代の世界を考えてみても,高等教育の構造や大学のあり方はきわめて多様です。ただ同時に,中世以来,各国の大学 は互いに大きな影響を与えつつ発展してきたことも事実ですし,世界中の大学が直面する問題にはきわめて重要な類似点があります。広く歴史的に,そしてグローバルに考えざるを得ないのが高等教育の特徴なのです。そうした視点から,世界の研究者と交流しながら国際比較を軸に研究を進めています。