授業・履修情報

2008年度シラバス

高等教育政策論(2)~大学改革と国際的動向~

開講予定夏学期 土曜 17:00~18:40
担当教員金子 元久
授業の目的現代日本の高等教育政策の諸側面について、その実態と趨勢の理解を深めるとともに、政策の背後にある理論的な問題についての考える力を養成する。
内容A.高等教育政策の基本問題:金子元久
高等教育政策の基本問題、1990年代からの主要な高等教育政策の趨勢について解説する。
B.政策形成のケーススタディ:金子元久
中央教育審議会大学分科会『学士課程の再構築に向けて』の答申を題材に、政策形成の背景、政策形成の基礎となったデータ、具体的な政策手段などについて、批判的に検討する。授業参加者の発表を随時行う。
C.高等教育の国際的動向:潮木守一(桜美林大学教授)
潮木守一『世界の大学危機』中央公論、2004年を中心に世界の大学改革の動向について解説する。
成績評価試験(2回)、発表による。
●試験2回(セクションA、Bについて6月14日、セクションCについて7月19日)
●発表1回(科目等履修生を除く) 発表割り当ては授業中に指示する
参考文献金子元久「(高等教育)政策と制度に関する研究の展開」『大学論集』36(2006年3月)、pp.221-235.
大橋仁『戦後大学史』第一法規、1998年
黒羽亮一『戦後大学政策の展開』玉川大学出版会、1993年
潮木守一『世界の大学危機』中央公論、2004年
ほかに授業中に指示する。

 

授業予定 

 A.高等教育政策の基本問題 
4/12(1)戦後日本の高等教育政策金子元久
4/19(2)1990年代からの高等教育改革金子元久
4/26(3)最近の政策問題金子元久
 B.政策形成のケーススタディ学士課程教育答申 
5/10(1)背景・課題の設定金子元久
5/17(2)国際的な動向・パブリックコメント金子元久
5/24休講:高等教育学会 
5/31(3)具体的政策手段とその実現性金子元久
6/7休講:大学教育学会 
6/14試験金子元久
 C.高等教育改革の国際的動向 
6/21 潮木守一
6/28 潮木守一
7/5 潮木守一
7/12 潮木守一
7/19試験