開講予定 | 冬学期 土曜 17:00~18:40 |
担当教員 | 金子 元久 |
授業の目的 | 現代日本の高等教育政策の諸側面について、その実態と趨勢の理解を深めるとともに、政策の背後にある理論的な問題点についての考える力を養成する。 |
内容 |
A.高等教育政策の基本問題 金子元久
高等教育政策の基本問題、戦後の主要な高等教育政策の趨勢について解説する。
B.高等教育政策の法制的基礎 大崎仁
高等教育の枠組みとルールの設定という観点から高等教育法制を動的に考察する。
C.政策課題
個々の政策課題について、参加者の発表を交えて解説する。
D.現代的課題 金子元久
国際的動向とともに中央教育審議会等を中心に現在の高等教育政策の動向を論ずる。
|
発表 |
C.政策課題について、
単位取得希望者(修士・博士課程在籍者のみ)は、政策課題①~⑧のいずれかに参加して発表する。一つの班は、30分程度の発表資料(PPT10枚くらい)を用意する。
内容
・関連するこれまでの経緯
・中教審などでも議論の概要
・関連して行われる具体的な政策
|
成績評価 | 試験(3回)と発表への参加(修士・博士課程在籍者のみ)。 |
参考文献 |
金子元久「(高等教育)政策と制度に関する研究の展開」『大学論集』36(2006年3月)、pp.221-235.
大崎仁 1999. 『戦後大学改革 1945-1999』有斐閣
黒羽亮一 1993. 『戦後大学政策の展開』玉川大学出版会
潮木守一 2004. 『世界の大学危機』中央公論社
他は授業で指示する。
|
授業予定
テーマ | 発表・試験 | 担当 | |
10/3 |
A.高等教育政策の基本問題
(1)高等教育政策の基本構造
|
金子元久 | |
10/10 | (2)戦後の高等教育政策 | 同上 | |
10/17 |
B.高等教育の法制的基礎
(1)基本的ルール
|
大崎仁 | |
10/24 | (2)学校法人と国立大学法人 | 同上 | |
10/31 | (3)政策手段としての立法 | 同上 | |
11/7 | (4)大学自治 | 同上 | |
11/14 | 試験 | 同上 | |
11/21 |
C.政策課題
①質的保証・設置認可
②認証評価・大学評価・情報公開
|
発表 | 金子元久 |
11/28 |
③高等教育規模・大学経営・定員
④情報公開
|
発表 | 同上 |
12/5 |
⑤種別化
⑥大学院教育
|
発表 | 同上 |
12/12 |
⑦学士課程教育
⑧国際化
|
発表 | 同上 |
12/19 | 試験 | 同上 | |
1/16 | 休講(センター試験) | ||
1/23 |
D.高等教育政策の現代的課題
(1)高等教育政策の国際的動向
|
同上 | |
1/30 | (2)現代的課題 | 同上 | |
2/6 | 試験(AおよびD) | 同上 |