講義題目 | 高等教育調査の方法と解析(1) |
開講予定 | 夏学期 金曜・5限 |
担当教員 | 大多和 直樹 |
授業の到達目標及びテーマ | 社会調査の基礎を身につけることを目標とする。修士論文等の際に自ら調査を企画・実施し、データ分析まで行えるよう、一通り調査の各プロセスについて把握する。調査を身につけるにあたっては、技術的・知識的な側面にとどまらず、思考のあり方や調査に臨む際の態度などの側面もまた重要になる。授業では、実際に既存数量的データの二次分析(エクセル統計等を利用)を演習的に行う中で、そうした部分をも体得することを目指す。 |
授業の概要 | 社会調査法、とりわけ数量的方法の基礎を体験的に身につける。調査のプロセスの把握、仮説検証の方法、質問紙作成(ワーディングと構成)、統計分析の基礎(基礎集計、およびクロス表・回帰分析)の習得を目指す。質的方法についても、実例を交えて解説する。 |
テキスト・参考書 | 篠原清夫・清水強志・榎本環・大矢根淳『社会調査の基礎』 弘文堂 2010 高根正昭『創造の方法学』 講談社 1979 |
学生に対する評価 | 平常点:ミニ演習など 40% レポート:60% |
授業時間外の学習《準備学習》 | あらかじめ資料・文献を配付し、読んできていることを前提に議論を行うことがある。 ミニ演習では、各自、分析をすることが求められる。 |
授業計画 | 1. ガイダンス~社会調査:知的創造のためのデータ収集法 2. 問いの重要性:研究は問いから始まる 3. 問いから仮説へ 4. 仮説検証を行う:クロス分析とは 5. 検定の考え方:カイ二乗検定 6. アウトプット:論文に触れる 7. 質問紙の作成法:ワーディングと構成 8. サンプリング 9. 質的方法に触れる 10. 統計の基礎 11. 回帰分析の考え方 <データ解析 ミニ演習> 12. ミニ演習1 13. ミニ演習2 14. ミニ演習3 15. まとめ |