授業・履修情報

2013年度シラバス

高等教育調査の方法と解析(1)

 

講義題目高等教育調査の方法と解析(1)

開講予定

夏学期 金曜
担当教員大多和 直樹
授業の到達目標及びテーマ

 社会調査の基礎を身につけることを目標とする。修士論文等の際に自ら調査を企画・実施し、データ分析まで行えるよう、一通り調査の各プロセスについて把握する。調査を身につけるにあたっては、技術的・知識的な側面にとどまらず、思考のあり方や調査に臨む際の態度などの側面もまた重要になる。授業では、実際に既存数量的データの二次分析(エクセル統計等を利用)を演習的に行う中で、そうした部分をも体得することを目指す。

授業の方法

 社会調査・統計分析の基礎を理論的に学んだ後、ミニ演習(既存調査データの二次分析)を行う。

教科書

 篠原清夫・清水強志・榎本環・大矢根淳『社会調査の基礎』 弘文堂 2010

参考書 高根正昭『創造の方法学』講談社 1979
学生に対する評価

 平常点:ミニ演習など 40%

 レポート:60%

履修上の注意

 最初から最後まで通して参加できる学生に限る。

授業計画

 1. ガイダンス~社会調査:知的創造のためのデータ収集法

 2. 問いの重要性:研究は問いから始まる

 3. 問いから仮説へ

 4. 仮説検証を行う:クロス分析とは

 5. 検定の考え方:カイ二乗検定

 6. アウトプット:論文に触れる

 7. 質問紙の作成法:ワーディングと構成

 8. サンプリング

 9. 質的方法に触れる

 10. 統計の基礎

 11. 回帰分析の考え方

 <データ解析 ミニ演習>

 12. ミニ演習1

 13. ミニ演習2

 14. ミニ演習3

 15. まとめ