開講予定 | 夏学期 集中 |
担当教員 | 両角 亜希子 |
目的 | この授業では、日本の大学経営について、特定テーマに関して事例研究を実践することを通じて、そのテーマについての理解を深めるとともに、方法論について身につけることを目的としている。今年度は大学の国際化を題材とする。 日程は、下の表を参照。 |
内容 | 授業は、講義と作業の部分から構成される。 講義 初回は両角が行うが、残り3回分は、この分野に詳しい実務家(政策担当者、大学教授、大学事務局長)をゲスト講師として招き、講演を聞き、質疑をする形で行う。 作業・議論 具体的には、以下の2つを考えている。班ごと、あるいは個人で作業をしてきてもらい、それを授業で発表し、皆で議論する形で事例について多角的な観点から検討する。 作業①:全体像を把握するための作業(班別作業) 3つのグループに分かれて、このテーマに関する文科省の補助金を獲得した事例をとりあげ、特徴について整理する。表などで共通の項目をあげて、各大学の比較表を作り、それぞれの特徴(共通点と差異点)を浮かび上がらせること。 A班=グローバル30 B班=グローバル人材推進事業(全学推進型) C班=グローバル人材推進事業(特色型) 作業②:事例研究(個人作業) 各自、1大学を事例と選び、その特徴について深く考察する。 大学概要(簡単でよい)と事例の選定理由(どのような点で特徴がある大学なのか等、作業①やCD-Rで配布の参考資料などもうまく活用すること)、取り組みの概要、成果と課題などについてとりまとめること。可能であれば、選んだ大学の教職員などにインタビューを行うことが望ましいが、夏休み中で難しい場合は必ずしも行わなくてもよい。 なお、事例については、作業①で担当した班の事例でなくてもよい。(海外の大学も可。) |
日程(予定)
6月29日(土) ガイダンス・班分け
午前セッション | 午後セッション1 | 午後セッション2 | |
1日目 | 講義(両角) | 作業① A班発表 | 作業① B班発表 |
2日目 | 作業① C班発表 | 各自、作業②で扱いたい事例とその理由について報告 | ゲスト講義① 佐藤邦明氏 (文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室国際企画専門官) |
3日目 | インタビュー準備作業 | ゲスト講義② 円谷恵氏 (国際基督教大学事務局長) | ゲスト講義③ 田端信廣氏 (同志社大学教授、前国際化推進室長) |
4日目 | 作業② C班個人発表 | 作業② B班個人発表 | 作業② A班個人発表 |
9月9日(月) 最終レポート締め切り
成績評価 | 授業での発表、授業中の討議への貢献、最終レポートを総合的に勘案して評価を行う。 最終レポートは、2種類。 ひとつは、作業①についてのまとめを班ごとに作成してまとめるもの。 もうひとつは、作業②についての個人単位での事例報告。 いずれも、分量は、A4で5-6枚程度を想定。締め切りは9月9日(月) |