授業・履修情報

2013年度シラバス

高等教育政策論

 

開講予定冬学期 土曜2限
担当教員小方 直幸・松阪 浩史・合田 哲雄
授業の目的

 高等教育政策を考える前段階として,政策分析とは何か,政策形成の力学はどのように変化しているか,学問(科学)と政策の関係をどのようにとらえればよいか,という基本事項を学習した後,提示される政策内容への対応に受動的になっている大学の現状を鑑み,高等教育政策の特性(国立大学にややウェイト)だけでなくその力学についても具体的に学習し,大学職員等が大学改革を自律的に考える契機とすると同時に,日常業務では部分的な活用が多いと想定される法律(今回は私学法)の全体像を学び、全体を読むことでみえてくる・了解できる思想や考え方を修得することを目的とします.

授業の進め方

 *この授業は3部に分けて実施します.2部と3部は非常勤講師(文部科学省)の方が担当します.なお,第1部は授業がない日(10/12と11/9)と,午前中の1-2コマ連続の日(10/19と11/16)があるので注意してください.

  第2部と第3部は授業終了後にレポート提出の予定(詳細は後日に提示)

 

授業予定 

 

10/5第一部(小方)①導入&教育政策の仕組みとその変化
10/19

         ②③前半:政策形成と高等教育研究-答申に関するGW 

                            後半:エビデンスに基づく政策-OECDの指摘と世界的動向

10/26         ④政策的思考と学問的思考-2つの文化
11/2         ⑤学問知と政策形成-政策科学論的アプローチ
11/16

         ⑥⑦前半:学問知と政策形成-政策科学論的アプローチ

         後半:まとめの理論orレポート作成(授業の進捗状況を見ながら判断)

11/23 (予備日)
11/30 第2部(予定)(松阪)⑨戦後の私学政策の展開-1-
12/7             ⑩戦後の私学政策の展開-2-
12/14             ⑪私学政策の課題と展望
1/11

 第3部(予定)(合田)⑫高等教育政策の舞台裏

             (政府,官僚,専門家,利害団体,市民)

1/25

             ⑬大学審以降の高等教育政策の概観

2/1             ⑭現在の中教審における大学改革の議論と大学の未来