授業・履修情報

2023年度シラバス

高等教育論

S2ターム、土、第3時限(13001445)、第4時限(14551640

 

担当:阿曽沼明裕

TA:遠藤晋哉・中里祐紀  

 

1.授業の目標、概要

 この授業では、大学・高等教育論を学ぶための基礎的な知識を得ることを目的とする。高等教育の制度的な概念、中世以来の大学の歴史、高等教育の多様性とその系譜、アメリカ・ヨーロッパの高等教育、学位、入学システムについて学ぶとともに、大学・高等教育機関の基本的な機能である教育機能に焦点を当て、その構造と機能について学ぶ。そうした学びを経て、日本の高等教育の構造的な特徴についても理解を深める。

 

2.授業のキーワード

大学制度、歴史、高等教育の多様性、日本の高等教育、欧米の高等教育、学位、入学システム、教育プロセス、職業との関係

 

3.授業計画

 まず前半で、高等教育の制度的な概念、中世以来の大学の歴史、高等教育の多様性とその系譜、19世紀以降のヨーロッパの高等教育、学位、入学システムについて講義を行い、高等教育論の基礎を学ぶ。後半では、重要文献を受講生が報告する形式で授業を進める。

 

第1回  高等教育の制度的概念 

第2回  大学の起源と発展(1)

第3回  大学の起源と発展(2)

4回  高等教育の多様性とその系譜

5回  大学と学位

6回  19世紀以降の欧米の高等教育

7回  入学システムと大学教育

8回  教育と職業との関係に関する理論

第9回  文献報告(大学の入口)

第10回 文献報告(専門教育と一般教育)

第11回 文献報告(アメリカの学士教育)

12回 文献報告(日本の学士教育)

13回 文献報告(カレッジ・インパクト) 

14回 文献報告(職業レリバンス、教育力)

                      

4.授業の方法

 前半は講義形式で行い、後半は受講生が高等教育に関る重要な文献を報告し、質疑応答討議などを行う。 また、オンラインでの授業を予定している。

 

5.成績評価方法

授業における報告、最後の課題レポートまたは試験(試験といってもレポート的な論述式)による。

毎回(2時限に一回)リフレクション・ペーパーを提出、ただし原則これは成績には含めない。

 

6.教科書

橋本鉱市・阿曽沼明裕編『よくわかる高等教育論』ミネルヴァ書房(2021

中村康高編『リーディングス 日本の高等教育1 大学への進学ー選抜と接続』玉川大学出版部(橋本鉱市・阿曽沼明裕企画編集、2011

杉谷祐美子編『リーディングス 日本の高等教育2 大学の学びー教育の内容と方法』玉川大学出版部(橋本鉱市・阿曽沼明裕企画編集、2011

小方直幸編『リーディングス 日本の高等教育4 大学から社会へー人材育成と知の還元』玉川大学出版部(橋本鉱市・阿曽沼明裕企画編集、2011

 

7.参考書

ベン=デビッド『学問の府』サイマル出版(1977

W.B.カーノカン『カリキュラム論争』玉川大学出版部(1996

フレックスナー,A.『大学論』玉川大学出版部(2005

ガンポート,パトリシア・J.【編著】『高等教育の社会学』(2015

金子元久・小林雅之『教育の政治経済学』放送大学教材(2000

金子元久『大学の教育力』ちくま新書(2007

金子元久『大学教育の再構築』玉川大学出版部(2013

本田由紀『教育の職業的意義』ちくま新書(2009

吉田文『大学と教養教育』岩波書店(2013

その他は授業時に適宜紹介する.