スタッフ紹介

福留教授

自己紹介

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氏名、職位福留 東土 教授
Name, StateHideto Fukudome ; Professor
専門分野比較大学論
MajorComparative Higher Education
 

福留東土准教授

「大学とは何か?」いろんな定義が可能ですが、私は、大学の最大の存在意義は、個人が自由に思考し、自分の意思で知的な関心と能力を高めることができる点にあると考えます。世の中にこうしたことをできる場所が他にあるでしょうか?ないとすれば大学を守り育てていく意義は明らかです。現代は大学にとって危機の時代です。しかし、これまでも大学の自由は無条件に与えられてきたのではありません。今の状況を歴史的・世界的視野から見つめたいと思います。大学の自由を大切に享受する姿勢からきっと新たな大学論が産まれてくるでしょう。大学に関わり、大学について考えようとする人たちと「大学とは何か」を追究したいと思います。

私はアメリカの大学を対象に、比較および歴史の手法を用いて研究を行っています。アメリカの大学は日本の改革のモデルであるとみなされていますが、私はそれよりも大学のあり方について思考するための題材としてアメリカの大学を位置付けています。歴史的にアメリカの大学では、教育、研究、管理運営、社会サービスなどについて、様々なアイディアが提起され、様々な取組が行われてきました。大学について思考する上で魅力的な知識の宝庫であるといえます。それを通して大学一般のあり方を考えると同時に、日本の大学について考えを深めることが大切であると考えています。

担当科目

2024年度

  • 比較大学論
  • 大学経営政策演習(1)
  • 大学経営政策研究
  • 大学経営政策各論(3)
  • 比較大学経営論(2)
  • 大学経営政策論文指導

インタビュー

ご研究のアプローチについて、教えてください。

国際比較研究と歴史研究の2つの方法論を用いて大学・高等教育のあり方について研究しています。学部時代は、教育学に興味を持ちつつも経済学部に進みました。卒業後企業に就職するつもりでしたが、適性や将来について悩む中で、大学で学ぶ意味について考えたいと思うようになり、大学院に入ってから高等教育研究を学び始めました。この分野は必ずしもディシプリンが固まっていない点も面白く、様々なアプローチを学ぶ中で、大学院で教わった先生方の影響もあり、比較・歴史研究に行き着きました。本当の意味での比較研究とは、海外の事象やシステムの背後にある理念の変遷やその国の文化を深く捉えるものでなければならないという思いから、比較研究と併せて歴史の視点を重視しています。