私は中国と日本の大学でそれぞれ2年間ずつ勉強し、大学の在り方について興味を持ったきっかけで大学経営・政策コースに入学しました。
大経コースに入学してよかったと思うところはいっぱいありますが、そのうち三点だけ述べさせていただきます。第一、カリキュラムの多様性。高等教育の歴史や基礎理論に関する講義のほか、大学のガバナンスや財務などに関する実務的な講義も設けられています。また、特別講義では学外の先生や実務者に直接お話を伺うことができ、海外大学の現地調査による集中講義では高等教育の最先端の動きに触れることもできます。様々な視点から高等教育の真髄に迫るカリキュラムにより、高等教育に関する全面的且つ体系的な学習が可能であります。第二、熱心な先生方による指導。私は先生方が時には厳しく、時には優しく励ましてくださったおかげで、博士課程を無事修了できました。一人一人に対してきめ細かい指導をしてくださり、大経コースは多忙な社会人のニーズにも十分対応しています。先生方から様々な視点のアドバイスをいただき、高等教育や自らの研究を多角的な視点で考えることができます。第三、学生同士の強いつながり。様々なバックグランドを持った方々が大経コースに入学しています。学生の間で意見交換を頻繁に行い、講義やグループディスカッションなどを通して視野を広げていきます。特に一緒に勉強して得られた友情とつながりは一生の宝物として残ると思います。(2016年4月)