調査研究

高校生の進路についての調査(2005~2011年)

大学経営・政策研究センターでは、平成17年度~21年度文部科学省科学研究費補助金(学術創成研究費)の助成をうけ、「高校生の進路についての調査」を実施しています。この調査は、高校生の将来の進路展望と実際のその後の進路状況をお聞きし、日本の教育政策の参考とすることを目的とした追跡調査です。

第1回目の調査は、平成17年11月に、全国4,000人の高校3年生とその保護者の方を対象に実施されました。その後、高校生ご本人に、平成18年3月、11月、平成20年1月、平成21年12月、平成23年2月と継続してその後の状況をお聞きしています。

 

 

高校生調査 設計第6回まで.jpg 

調査の単純集計の結果は、こちらからダウンロードできます。 

本調査の概要

【調査の目的】

大学全入時代」が言われる今日、高校生の進学機会問題はその政策的重要性を失いつつあるかに見えます。しかし一方で、高校生の進路選択がその家計と密接に関連していることは無視することのできない現実です。

このような状況の中、教育政策の取り組むべき課題を明らかにするには、高校生の進路希望や進学意識、家計、地域、高校生活といったさまざまな変数の関連性を多面的に読み解く作業が必要です。

このような観点から、本調査は次の3点を柱に企画されました。

  • エリアサンプリングによって全国からまんべんなく高校生を抽出し、全国の動向分析と地域ごとの分析を同時に可能にする
  • 保護者の方にもご協力いただくことにより、保護者の意識・家計状況と高校生本人の意識・進路選択との関連を明らかにする
  • 追跡調査を行うことによって、高校3年時の進路選択がその後の人生にどのように影響しているのかを把握する

【調査時期】

平成17~18年度にかけて、第1回~第3回調査までを実施しました。実際の調査にあたっては、第1~3回を三井情報開発(株)(当時の社名)に、第4~6回調査を株式会社サーベイリサーチセンターに委託しました。

 

第1回 平成17年11月
第2回 平成18年3月
第2回補充 平成18年11月
※第2回不参加の方に、卒業後の状況を簡単にお尋ねしました
第3回 平成18年11月
第4回 平成20年1月
第5回 平成21年12月
第6回 平成23年2月

 

【調査方法】

標本抽出方法 層化二段抽出法によるエリアクォータサンプリング
調査地点数 全国400地点
調査方法
第1回 訪問留置・訪問回収法
第2回 郵送法
第2回補充 電話法
第3回 郵送法
第4回 郵送法
第5回 郵送法
第6回 郵送法

 

【プライバシーについて】

回答はすべて統計的に処理され、回答者個人についての情報が他の目的で使われることや、回答が家族、職場、学校などに知られることは決してありません。